昨年のコロナの影響で飲食業はかなりのダメージを受けたでしょう。
休業や時短による売り上げの減少により、給料をカットされてしまった方も少なくないと思います。
私自身も飲食業界で働く一人です、コロナの影響で売上が大きく下がり給料は全社員今年から「5%カット」になりました。いつ戻るかは未定です。
しかし以前から飲食業は「職業別平均年収ランキング」等で見ても、常に最下位に位置する事がわかります。
ではなぜ飲食業は年収が低いのか?
飲食業の年収の現状
平均年収は342万円
日本の全体の平均年収は約400万円。
つまり飲食業界は全体的に年収が低いという事が言える。
これでも百貨店などは2019年に比べると平均11万円もアップしているという事だが、そもそものベースが低い事が懸念されます。
転職した人たちの声
飲食店から転職した理由で一番多いのも「給料面」だということも分かります。圧倒的ですね。
なぜ年収が低いのか?
飲食業界の成り立ち
時は江戸時代。食材や調味料、調理済み食品を天秤棒にぶら下げて売り歩くものから始まったと言われています。(諸説あります)
その後は火を通して提供する焼売(やきうり)や煮売(にうり)が派生していきました。
当時江戸は地方から多くの職人が流入してきたことにより、人口が爆発的に増えました。忙しい人達は寿司屋や蕎麦屋といった今でいう「ファストフード」的な屋台で食事をする事が増え始めました。
そして西洋の文化が取り入れられて今のレストランのような、定食屋として定着して飲食業という形態になったと言われています。
その後1970年ごろからファミレスが全国的に展開され「外食産業」というものが本格的にスタートしました。
飲食業は水商売と言われていた?
水商売といえばキャバクラやホストなどを思い浮かべる人も少なくないでしょう。
水商売の「水」とは文字どおり様々な要素によって流れが変わりやすいという水の性質から「収入が不確定な商売」を表しています。
景気や天候、流行りなどによって収益が左右される「外食産業」もまた世間からは「水商売」と認識される事が多かったようです。
誰にでもできる職業だから低い
アルバイトといえば飲食店
例えば大学生がアルバイトをしようと思った時にタウンワーク的なフリーペーパーを見た時、そのほとんどが「飲食業」でしょう。
「🔰未経験者歓迎🔰」「優しいセンパイ達が1から丁寧に教えます☆」なんて文言は良く見る事でしょう。実際はどうか?
アルバイト含めると10年以上入り浸っている私の経験から言えば
「イージーモード」
でしょう。チュートリアルだよと思う方もいるかもしれません。
なぜ誰にでもできる仕事なのか?
飲食業が利益率をあげる要因で大きなものとして考えるものは2つ
→食材を安く仕入れるなど
・「経費を抑える」
→人件費を抑えるなど
作業を単純化して「誰がやっても同じぐらいのクオリティ」を作り出す仕組みができれば、味を落とす事なく利益率だけをあげる事ができるでしょう。
これから機械化が進む
より効率化が求められる飲食業界。
恐らくこれ以上の効率化は微々たるものになるでしょう。
では、どうなっていくのか?
近年、AIやロボットの技術がかなりいい感じになってきました。
私の身の回りでも
・寿司チェーン店でペッパー君が受付
・レストランでの注文は席からタブレットでする
挙げたものに飲食店が含まれているのでお分かりでしょうが
もはや人間は必要ない。
どちらが「効率的」か?一目瞭然でしょう。
これからどうしたらいい?
飲食業は消える?
結論からいうと、飲食業は消えません。
しかし業態は今までとは全く違うでしょう。
人件費が多くかかる「人」が働くお店は「高級店」
それ以外は機械が営業する「手軽なお店」となります。
ですのでほとんどのお店では
・データや動作などをプログラムする
・高度な作業ができる「機械」を開発する
考え方を変える
もう飲食業は終わりだ。転職しよう。
と思った方は、少し待ってください。
これは逆にいうと「チャンス」でもあります。
まだまだ飲食店には「従業員」が多くいます。
機械化は実現できるのに「実行」していなかったんです。
コストの面だったり、ホスピタリティの面でまだ早いという理由もあるでしょう。
しかしコロナの影響で人々の暮らしは大きく「変化」しました。
・人が触ってない方がいい
・なるべく喋らない方がいい
飲食のことを経験していないメーカーが作る「機械」より
飲食を経験している人が作る「機械」の方が確実に性能は上でしょう。
では私もプログラミングの勉強でも始めましょうかね。
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